
SymbianOS(シンビアンオーエス)はシンビアンによる携帯機器向けオペレーティングシステムで、関連するライブラリ、 ユーザインタフェースフレームワーク、一般的なツールの参照実装が含まれます。2008年にシンビアンはNokiaに買収され、 010年現在、スマートフォンのOSではシェア1位で、フィーチャー・フォンでも広く使われています。
英PSION社がハンドヘルドPC向けとして開発したOSEPOC32を名称を改めスマートフォン向けにリリースしたOSです。2007年までに、 SymbianOSを使用したユーザインタフェースにはUIQやS60、Series80、Series90、MOAP(S)などがあります。ユーザインタフェースの 高い適応性によりSymbianOSをさまざまなフォームファクターのデバイスで使用することが可能となっています。UIQはソニー・エリクソン・ モバイルコミュニケーションズやモトローラのペン型スマートフォンに、S60はキーパッド型スマートフォンに採用されています。 Series80はコミュニケータと呼ばれるフルキーボード型スマートフォンに、Series90はノキアのペン型スマートフォンにそれぞれ 採用されていましたが、Series90、Series80は開発終了しています。また、UIQとS60ではソフトウェア開発キットを公開していることで、 パソコンソフトのように個人が自由にソフトを開発することができます。また個人が自由に端末にソフトをインストールし、 拡張することができます。2008年6月にNokiaはシンビアンを買収し、各モバイル端末ベンダーとアプリケーションプロバイダとで 構成されるSymbianFoundationを創設して、SymbianOSをEclipsePublicLicenseのもとで一般公開する計画を発表しました。 創業メンバーとして、Nokia、Sony Ericsson、Motorola、NTTドコモ、AT&T、韓国LG Electronics、Samsung Electronics、 スイスSTMicroelectronics、米TexasInstruments(TI)、英Vodafoneの10社が発表されていました。実際には、Motorolaと 韓国LG Electronicsは不参加でした。Android OS登場前の最盛期は60社以上の企業がSymbianFoundationに参加していたそうです。 2009年2月からS60などのソースコードとともにSymbianFoundationからSymbianplatformとしてEPLで公開されていましたが、 2011年1月以降はNokiaからオープンソースとしてリリースされています。2011年2月11日にノキアはスマートフォンの最重要 プラットフォームをSymbianからWindowsPhone に移行すると発表しました。
日本でも、今まで主流だったリアルタイムOSを置き換えるかたちでNTTドコモのiモード端末用のOSとして採用されています。
MOAP(S)ユーザーインターフェースは、富士通がFOMA F2051で初めて携帯電話に採用しました。現在では富士通(F)と三菱電機、 シャープ(SH)とソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがNTTドコモ向けFOMA携帯電話に使用しています。
S60ユーザインタフェースを採用したものは、ボーダフォンからは、ノキア製702NK、702NK IIと804NKが、ソフトバンクモバイルに 移行後に705NK、X01NK、X02NK、N82が発売されている。ノキアジャパンからはSIMフリー機であるNokia6630STD日本版及びE61STD日本版が 発売されています。NTTドコモからは、NM850iG、NM705i、NM706iが発売されています。S60はノキアにより開発されました。
モトローラ製M1000があります。
WindowsMobile(ウィンドウズ・モバイル)はマイクロソフトが開発した、スマートフォン・モバイル機器向けの小型の オペレーティングシステム (OS) です。最新版は WindowsMobile6.5 と呼ばれ、WindowsCE5.2 カーネルをベースにしており、 WindowsAPIを使用して開発された基本的なアプリケーション群が特徴です。デスクトップPCのWindowsとある程度、特徴的に・感覚的に 似るよう設計されています。更に、サードパーティーによって開発されたソフトウェアが利用可能で、「ウィンドウズ・マーケット プレース・フォー・モバイル」を通して購入できます。当初は PocketPC2000オペレーティングシステムとして登場し、ほとんどの WindowsMobile搭載機器がスタイラスで画面をタップすることで操作するように作られていました。マイクロソフトは2010年2月に、 バルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスで、全く新しい携帯電話プラットフォーム「WindowsPhone7Series」を発表 しました。WindowsMobile6.xを搭載している携帯電話はバージョン7へのアップグレードは不可能です。2009年第3四半期に WindowsMobile のスマートフォン市場でのシェアは20%減となり、1年前より下降してしまいました。世界的には、スマートフォン市場でのシェアは 7.9% で、Symbian OS、BlackBerry OS、iPhoneOSに次ぐ第4位のスマートフォンOSです。アメリカ合衆国では、企業用のスマートフォン 向けOSとしては24%のシェアを持ち、BlackBerryOSとiPhoneOS に次いで第3位です。
WindowsMobileにはハードウェアに合わせて「WindowsMobileProfessional」「WindowsMobileStandard 」「WindowsMobileClassic」の 3種類のバージョンが用意されています。
マイクロソフトがスマートフォン製品に対して用いる「WindowsMobile」という語は、「PocketPC2002」の発表の際に登場したもので、 WindowsMobileOSを搭載した PocketPCの次のハードウェア・プラットフォームを指すものとなりました。
「Windows Mobile Classic デバイス」とは、Windows Mobileを搭載した、電話機能をもたない携帯情報端末 (PDA) です。以前は Pocket PC (ポケットPC)として知られていました。Pocket PC は、Windows Mobile OSが 本来想定していたプラットフォームであり、その端末には電話機能をもたないものと、もつものとがありました。Pocket PC向けの Windows Mobileの最新版は、電話機能をもつ端末向けのものが「Windows Mobile 6 Professional」、 電話機能をもたない端末向けが「Windows Mobile 6 Classic」です。
Windows Mobile 6.5が登場した段階で、初めてWindows Phoneという名称を冠し、アプリ配信やデータバックアップ (My Phone)、Windows Live Mobileなども含めたブランディングを行っています。Windows Phone 7の世代に なると、Windows Mobileの名称は廃止され、OS、搭載ハードウェア、クラウドサービスなどの総称となりました。