ViaLucis

Androidについて

Androidとは、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末を主なターゲットとして開発されたプラットフォームです。 Linuxベースのモバイル用オープンソース・オペレーティングシステム、ミドルウェア、主要なアプリケーションからなる ソフトウェアスタックパッケージで構成されています。2007年11月、米グーグル社が、モバイル向けプラットフォームとして発表しました。 無償で誰にでも提供されるオープンソースで、Apache v2ライセンスで配布されました。2008年10月からは対応する携帯電話が 多数販売されています。また、アプリケーションマーケットであるAndroidMarketが提供され、2011年5月時点で有料、無料含め 20万を超えるアプリケーションが提供されています。Androidのロゴには緑色のロボットのキャラクターが使われていて、このキャラクターは ユーザーによって様々な名前で呼ばれていますが、正式名称はありません。

ソフトウェアについて

カーネルとライブラリー、ランタイムはほとんどがC言語またはC++で記述されています。アプリケーションとアプリケーション・フレーム ワークは、グーグル独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシン上の「JavaPlatform,StandardEdition(Java SE)のサブセット +Android拡張」環境で記述することになります。

DalvikVM

Android用のアプリケーションは、基本的にはDalvik仮想マシン上で動作します。基本的にプレ・インストール・アプリと、 後からインストールするアプリを、公平に扱うのが特徴です。ApacheHarmonyからSwingやAWTなどの一部のAPIを除去し、 UIなどのAPIを追加したライブラリとなっています。JavaCDCのAPIは、全てではありませんが、概ね含まれているようです。 Sun Javaの互換性テストを通過していません。Googleから提供されているSDKでは、Javaプラットフォームによるプログラム環境と、 C/C++による開発がサポートされています。Java言語以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語で書かれたプログラムが Dalvik上で動作します。また、.NET Framework互換環境の1つであるMonoについてもDalvikに対応する計画があります。

開発環境

アプリケーション・ソフトウェア開発用にはAndroidSDKが、ランタイムとライブラリーの開発用にはAndroidNDKが無償提供されています。 AndroidSDKによって、Android携帯電話機とホストPCとをUSBで接続して、アプリケーション・プログラムを携帯電話機上で実行しながら PC上でデバッグすることもできますが、グーグル社が有償で提供するSIMロックフリーの開発専用携帯電話機や他社の専用の携帯電話機 エミュレータでないと、低レベルのランタイムとライブラリーを書き換えることは出来ないそうです。対応しているオペレーティング システムはLinux、MacOS X v10.4 Tiger、WindowsXP/Vista/7です。開発環境には、Eclipseが推奨されているようです。

アプリケーションマーケットについて

アプリケーション配布用アプリケーションとして、アンドロイドマーケットが提供されています。これにより、利用者は世界中の 個人・企業の開発者が開発したアプリケーションを入手することができます。アンドロイドマーケットの特徴は、Googleによる審査は 必要最低限の内容についてしか行われず、無料アプリ、買い切り型の有料アプリがありますが、月額課金型の有料アプリはありません。 アプリ内課金機能は今後追加される予定。有料アプリ購入後、1アプリにつき1回のみ返品して払い戻しを受けることができます。 以前は24時間以内なら返品が可能でしたが、返品される場合のほとんどが15分以内なことから現在は15分以内に短縮されています。 1度購入したアプリケーションはGoogleアカウントに紐付けられ、どの端末にも何回でもインストールすることができます。購入代金の 支払いは、GoogleCheckoutを通じてクレジット・カードやデビット・カードなどで行いますが、一部の通信キャリアでは通信料金と 合算することができます。Web版のAndroidMarketにアクセスすれば、パソコンから直接アプリのインストールや購入をすることができます。 開発者がアプリを配布するには、初回のみ25ドルの登録手数料が必要。売上の7割は開発者が受け取り、残りは通信キャリアへの 支払い等に当てられます。すべてのAndroid端末がマーケットにアクセスできるわけではなく、Googleが定めた基準-Compatibility Definition Document-に従った端末であることが必要です。

Androidのライセンスについて

Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、 改変も自由です。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache 2.0 に準じます。ただし、WebKitのライセンスはLGPLで、 カーネルとそのライブラリなどのLinux部分のライセンスはGPLです。Androidのライセンスでは、Androidのオープンソースを採用した企業・ 個人が改変部や付加部分をGPLのような形で公開する必要がありません。しかし、カーネル部とそのライブラリはLinuxに基づくので、 GPL系オープンソースのライセンスが採用され、公開が求められます。Gmail, GoogleTalk,GoogleMaps,AndroidMarketなどの一部の Googleアプリケーションは、Androidと密に連携しているがプロプライエタリなライセンスで提供されています。したがって、 カスタマイズしたAndroidにこれらのアプリケーションを載せるためには、Googleの許諾を得るか、アプリケーションをGoogle提供の ファームウェアからバックアップし、権利を侵害していないカスタム版に再インストールする必要があります。ソースコード等の ライセンスとは別に、Googleは自社のモバイルサービス利用に最適化されたAndroid携帯に対して "withGoogle" ブランドの認定を 行っています。Google のソースコードの公開ポリシーは開発途中は公開せず、実機をリリースするタイミングで公開するポリシー ですが、Android 3.0では実機公開後もソースコードを公開せず、スマートフォン対応後に公開する方針をとったそうです。

Googleについて

Googleは、アメリカ合衆国のソフトウェア会社で、インターネット上での検索エンジンです。米国Googleは、人類が使う全ての情報を 集め整理すると言う壮大な目的をもって設立されました。独自開発したプログラムが、世界中のウェブサイトを巡回して情報を集め、 検索用の索引を作り続けています。約30万台のコンピュータが稼動中といわれています。検索結果の表示画面や提携したウェブサイト上に 広告を載せることで、収益の大部分をあげています。検索エンジンとしては後発であるものの、リンクの集まる重要なページを 上位に表示したり、表示に備えて検索対象のウェブページを保存しておいたりと、それまでの検索エンジンにはない機能によって 2002年には世界で最も人気のあるものになり、AOLなどのクライアントを通じてインターネット検索のトップを占めるまでになっています。 日本では、Yahoo! JAPANに次いでシェア2位ですが、Yahoo! JapanはYahooSearchTechnologyの開発終了に伴い、Googleの検索エンジンへ 徐々に移行しているため、移行が完了すればGoogleの検索結果が日本国内の98%を占めることになります。